chapter7-5. ポワロの人物像を守るのは私

クリスティによると『バッタのように一直線に向かった』とある。これもまた忘れたことのない原文である。 この処女作にはあと二つ、ポワロの特徴が書かれている。 彼女の表現で『灰色の脳細胞』とヘイスティングスにポワロが断言するセリフ『何も隠してなん…

chapter7-4. ポワロの人物像を守るのは私

そして難民たちを引き連れて、第一次世界大戦歌として有名な「It’s a Long Way to Tipperary」を合唱しながら、橋を渡る。 その歌声は、あまりはっきりとせず、そしてポワロは明らかに音痴である。 それはともかく、このシーンは難民であるベルギー人がなん…

chapter7-3. ポワロの人物像を守るのは私

あくまで私見だが、「スタイルズ莊の怪事件」の映像化にあたり、クリスティの原作に、Clive Extonが脚本、というのはこれ以上にない組み合わせだと思う。 原作が大ベストセラーになったのは、たまたまではなく、この作品には様々なミスリードや、ひっかけが…

chapter7-2. ポワロの人物像を守るのは私

アガサがティーンエイジャーになり、姉マッジと一緒に殺人ミステリーを読んで、議論していた時、アガサは探偵小説を書いて自分の腕を試してみたいと言い出した。 マッジは、やってみたら、といったが、アガサが本当に書くとは思っていなかった。このティーン…

chapter7-1. ポワロの人物像を守るのは私

「スタイルズ莊の怪事件」は、二本目の2時間半ドラマとなり、そして第二シリーズ最後の作品となった。 また、クリスティの生誕100周年を記念して放送されることになった。 実を言うと、イングランドでは、クリスティの生誕百年のちょうど一日前にあたる1990…

オリエント急行でお茶を【管理人による番外編雑記】

メリークリスマス!というわけで、管理人の雑記をエントリーいたします。私自身、クリスティのファンなのか、ポワロのファンなのか、はたまたスーシェのファンなのか、自分でもわかっていないのですが、そんな私もオリエント急行にはときめかずにはいられませ…