大河ドラマ 光る君へ「おごれる者たち」

弓比べ 有名な「我家から帝がでるならば、この弓よ当たれ」ですね 遊びなのに、動揺しすぎな道隆と伊周。。。 動揺するなというわけではなく(だって、そういう脚本なんでしょ?) 顔に出すぎな演技だよね もっと、目の動きとかで表現できないんでしょうか。…

「マリス博士の奇想天外な人生」自伝

PCRでノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリスによる自伝です 当たり前ですが、日本語のタイトルと原題は、全く違います。 めっちゃ頭が切れて学業だってバッチOK、ナンパが趣味で、ドラッグもやっちゃうし(彼の名誉の為に付け加えますと、アヘン等が非合…

「時代考証」

友人に学芸員の卵がいまして 彼女いわく学芸員仲間では 「自分の専門時代の大河ドラマは見れない」 というのがあるそうです。 なんかもう、ツッコミどころ満載だそうです。 それを聞いたのが20代でしてね 大河ドラマにはちっとも興味なかったですし、日本史…

オリジナルキャラの行方

大河ドラマ「光る君へ」を見て、私は貴族階級ではないキャラは「オリジナルキャラ」だと思ってみています(ガイドブックとか買ってないし)。 直秀(早々にお亡くなりに)とか まひろの弟の乳母「いと」とか諸々 ただ、もう「まひろ」も「藤原道長」も これ…

山内直実さんの漫画「なんて素敵にジャパネスク」「ざ・ちぇんじ!」を読んでいた頃は、女性が檜扇、男性が蝙蝠なのかな と思っていたのですが、季節性もあるようで、女性も蝙蝠を使うことがあるらしい 宇治の源氏物語ミュージアムで上映されているアニメ(「…

大河ドラマ 光る君へ「星落ちてなお」

星? なんじゃらホイ、と思っていたら兼家が死ぬ回だった 蜻蛉日記の作者、道綱母が、死の床にいる兼家に、息子(道綱)のことをしつこく売り込む(?)シーンは、笑っていいんでしょうか 道綱が 「パパが死にかけてるのに、それはないよ、ママ」 みたいセリ…

「数学する人生」岡潔(編 森田真生)

森田真生さんの「師」である岡潔さんのエッセイや、大学の講義を、森田真生さんが「ガイド」となって編集してくださった本です。 岡潔夫人のエッセイが一つ入っているのですが、これがめちゃ面白いです。 森田さんが、数学者は数字に強くないですよ、という…

「数学する身体」森田真生

森田真生さんはTED Talksでプレゼンされていて、私もその動画で彼のことを知りました。 英語ですが、めちゃくちゃ聞き取りやすいですし、字幕もありますので、彼のことをご存知ない方は、ぜひググってください なんと、少女漫画に出てくるようなイケメンです…

「すべての映画はアニメになる」押井守

最近、押井守さんの本を読んでいるのですが ことごとく対談集なんですよね 検索して引っかかった本を読んでいるのですが、どれがご本人が書いた本なのか、図書館の検索サイトだけではわからないんですよね。。。 この対談集は、宮崎駿さんとの対談もいくつか…

「嫌われ松子の一年」中谷美紀

映画「嫌われ松子の一生」 主演女優、中谷美紀さんによる2ヶ月間に渡る撮影日記です というのが一目でわかってしまうという、このタイトル、すごいですよね 誰が考えたんだろう あったま、いいなあ。。。 日記形式なので、日付が書かれているのですが、日記…

「大仏ホテルの幽霊」カン・ファギル

高校の国語の先生が 「知識がないと読めない本」が大人になるとある ということを話されていたのですがまさにこの本が、そうでした 韓国の歴史も アメリカの小説家も 全く知らない私 には、正直ちんぷんかんぷんでした 実在する小説家(日本人ではない)が二…

「微生物ハンター、深海を行く」高井研

タイトルだけみると、 素人微生物マニア(自分で書いていてなんなんですが、いるのか、そんな人)が書いた本かと思うのですが (え、そんなこと思うのは私だけですって?) 高井研さんはプロの研究者です (なに、この表現) 国立研究開発法人 海洋研究開発…

「裸の大地 第二部 犬橇事始」角幡唯介

ウヤミリックが死んじゃった。。。! いや、いつか死にますよ。。。 でも、主人である角幡唯介さんの腕の中で死ぬならともかく。。。 という、衝撃のラストで終わった「犬橇事始」 「裸の大地 第一部 狩りと漂泊」も読んだのですが、こちらの犬橇事始のほうが…

「女を書けない文豪(オトコ)たち」イザベラ·ディオニシオ

敬愛するイザベラちゃんの第二作品目 平安古典に関するエッセイで作家デビューしたイザベラちゃんですが 実は専門(専攻かな?)は日本近代文学だそうです えっ なのに日本古語が読めるって イザベラちゃん どんだけ〜 なんか、日本人としての、 自分のスペ…

NHK大河ドラマ「光る君へ」第1四半期

あんまり真面目に鑑賞しておらず、見てもスマホの小さい画面なので、理解度はすごく怪しいのですが 四半期クライマックス(勝手に命名)の花山天皇出家事件が終わって まあ、色々考えたよね 主人公まひろと道長の恋路が、ストーリー展開の邪魔だと思ってるの…

ファーストクラス級ホテルで晩御飯

本当はホテルの名前出そうと思っていました。 が ちょっとぼやかしました。 一人きりになれる夜があったので ゆっくり食事がしたいと思い 某ホテルの晩御飯を予約しました。 最寄り駅から車で◯分としか記載のないホテル。。。 歩いて行くゲストなんてほとん…

「青池保子さんのカラー原画は美術品」

一番好きな漫画は何かときかれたら 青池保子さんの 「エロイカより愛をこめて」です。 魅力的なキャラ(ほぼおじさん)が山のように出てくる漫画ですが イケメンでかっこいいのに、少佐に片思いなゴージャス伯爵はやはりかわいい (作品中、ほぼ一人で少女漫…

「アメリカの常識 日本の常識」松岡陽子マックレイン

1989年に出版された本で、この本が出たとき、著者は30年アメリカに住んでらっしゃったそうなので、ここに書かれているアメリカは1960〜1980年代ということになるかと思います。 「常識とは偏見のコレクションである」 というのはアインシュタインの言葉だっ…

中谷美紀を「読む」2

中谷美紀さんが20代から30代の頃に書かれたエッセイを読みました。 ロングヘアーの中谷美紀さんが、新鮮な感じがしますね。最近は肩にかかるくらいの髪型(昔風に言うなら、前髪のない禿か?)を維持してらっしゃるので。 私としては、最近のエッセイよりもこ…

え、前世?!

ちょっと早めのホワイトデーに頂いたチョコレート 20歳ほど年上の素敵なシルバーグレイのおじさま(おじい様?)から(同じ会社にお勤めの方です)いただきました。 パッケージも素敵ですが、めちゃ美味しかったです それにしても、なんて素敵な女子が描かれ…

「なまみこ物語」円地文子

「なま」いうのは「偽物」「インチキ」という意味で使われており、 つまり「インチキ巫女のお話し」です。 なんか、私がこう言うふうに書いちゃうと、コメディか?と捉えられえてしまいますが本筋は悲劇なんだと思います 時代は一条天皇が11歳から19歳 つまり…

「悩んでもがいて 作家になった 彼女たち」イザベラ·ディオニシオ

敬愛するイザベラちゃんの三作品目です 東洋経済のコラムがちっとも更新されないと思ってたら、本書いてたのね! いや、それどころかNHKラジオにも出てたらしい。 聞きたかったよ。。。 そんな三作品目のテーマは女性作家による近代文学 近代文学かあ。。。 …

中谷美紀を「読む」

「オーストリア滞在記」 「文はやりたし」 知人が、女優 中谷美紀のエッセイを読んだ、ということで私も読んでみました。 と言っても今の処、上記の二作品だけなのですが。 他の著作も、図書館で検索して所蔵あれば予約しよう。 と思ったら、府立中央には無…

「うた変」杉田圭

「うた恋い。」のウラエピソード集ということで、基本的に4コマ割の漫画です。 「杉田圭さんは男性かな、maybe」 みたいに前回書きましたが、 バッサリ、男ですね! 大学生男子のノリ全開っぷりがバカバカしくて、めちゃ笑えました。 特に、藤原公任くんのこ…

「うた恋い2,3」杉田圭

本屋さんで見かけたときには、妙に色っぽい表紙だったので手を出せなかったのですが、図書館で見かけて借りてみました。 (基本的に本は図書館で借りる。。。 お金、ないから。。。) 2巻と3巻しか読んでないのですが、 面白い! です ここに書かれたエピソー…

NHK「氷室冴子をリレーする」

氷室冴子さんの命日は6月6日 没後15年、NHK北海道 制作 「氷室冴子をリレーする」 放送は北海道局のみですが、放送後1週間はネット配信(NHKプラス)で見られます。 またネットの特集には、インタビュー記事が掲載されていて、こちらも必読です! 私も番組を…

「小説 伊勢物語 業平」 高樹のぶ子著

長編ですが、文体が柔らかいのと、伊勢物語を知っていると「あー、あれをここに、持ってきたんやね〜」というやや上から目線で、サクサク、スルスルと読めます。 西の京の女の出番がホント一瞬だった。 でも一番、艶っぽいハナシでしたね。作者の肩入れ具合…

小川珈琲 堺町錦店

このブログにカフェ情報を求めて訪問する人はいないと思うのだが、ちょっと書いて見たくなったので、投稿する。 ブログの主旨とは合わないのは百も承知なので、後日記事を削除するかもしれませんが。。。 私の数少ない、というか唯一というか、趣味というか…

限定的で、かつ受け入れ可能な不利益か

I氏から 「絶対に 来て!」 と、言われたからには行かねばなるまい (え?) 私はFP会員ではないのでセミナーは有料なのだが、今回は無料だったので行ってきた 彼は本当に話の仕方がめちゃくちゃウマイ 約3時間、緩急つけながら、説明し続ける技は職人芸の域で…

「信じる」ということについて

先日「プライベートがしんどくて」と言うことを、知り合いに言ったら、非常にライトに、軽く宗教に勧誘された。 とある宗教団体代表の書いた本までもらった ああ、こういう時に宗教に勧誘されるのか、気をつけないといけないな、愚痴も他人にあんまり気安く…