小川珈琲 堺町錦店

このブログにカフェ情報を求めて訪問する人はいないと思うのだが、ちょっと書いて見たくなったので、投稿する。 ブログの主旨とは合わないのは百も承知なので、後日記事を削除するかもしれませんが。。。 私の数少ない、というか唯一というか、趣味というか…

限定的で、かつ受け入れ可能な不利益か

I氏から 「絶対に 来て!」 と、言われたからには行かねばなるまい (え?) 私はFP会員ではないのでセミナーは有料なのだが、今回は無料だったので行ってきた 彼は本当に話の仕方がめちゃくちゃウマイ 約3時間、緩急つけながら、説明し続ける技は職人芸の域で…

「信じる」ということについて

先日「プライベートがしんどくて」と言うことを、知り合いに言ったら、非常にライトに、軽く宗教に勧誘された。 とある宗教団体代表の書いた本までもらった ああ、こういう時に宗教に勧誘されるのか、気をつけないといけないな、愚痴も他人にあんまり気安く…

「在原業平 恋と誠」高樹のぶ子著

在原業平と西京の女に過度に肩入れしている著者だなあ、という感じで まあ、そういう見方もあるんかなぁ、というちょっと斜めから読んでいました。 本編「小説 伊勢物語 業平」を読んでから、こちらを読むべきだと思いますが、そっちは予約の順番待ちで、こ…

若菜、柏木(源氏物語)

源氏物語で好きなエピソードが 実は柏木と女三ノ宮のハナシだったりする。 俵万智さんの言葉を借りると、「実に嫌なオッサン」になった光源氏のハナシなのだが、けっこう好き。光源氏は、自分のことは棚に上げまくり、相変わらずの自己中っぷりを発揮してい…

「大鏡編 もしも紫式部が大企業のOLだったなら」井上ミノル著

「大鏡」の解説を井上ミノルさんが愛情たっぷりのツッコミを入れながら イキイキとしたダメンズ(帝と殿上人)たちを紹介してくださっています いや、ホントに全く優雅な平安時代じゃなくてビックリよ(笑) 原作夢枕獏、岡野玲子氏の「陰陽師」に書かれてい…

映画「天空の蜂」

なぜこの映画がネット上で悪評なのか、 私には全く分からない いや、そんな私でも 江口洋介さんか。。。、もっと目で演技する俳優にしてほしい (少なくとも「無力だ」「届けー!」は目だけで表現してほしかった) 仲間由紀恵さんが妊娠してるエピソードはい…

「アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。」稲垣えみ子著

「かつてマスコミがこぞって戦争を賛美した時代を笑うことはできない。マスコミはその事実を反省して再出発したはずだった。でもその反省は言葉でいうほど簡単なことじゃなかったと、今痛いほど思う。」 ↑本書から抜粋 小学生くらいのとき私は、上記の過ちを…

「男というもの」渡辺淳一著

渡辺淳一著「男というもの」 渡辺淳一氏のベストセラー作品は、 数ページめくっただけで 「うへえ。。。」 と思ったので、好みの作家ではないのですが 俵万智さんが書評を書かれていたこの作品は気になって読んでみました。 うまく言えないのですが なんとい…

「寂しい生活」稲垣えみ子著

元朝日新聞のアフロ記者、稲垣えみ子さんのエッセイ 「生きていくのはけっこうめんどくさい。でも、幸せになるのに、モノはそんなにいらない」 という彼女のシンプルなメッセージに、 私はけっこう共感できます。 「100日間のシンプルライフ」 という映画で…

「こう見えて元タカラジェンヌです」天真ミチル

実は、こう見えて? 宝塚歌劇団のファンをやっていた時期があります。 天海祐希さんが、二番手だった時代 つまり、涼風真世さんがトップだった2年くらいといえばいいのでしょうか ただ、当時、私は法律的にバイトが不可能な学生でしたので つまり お金が無…

「おちくぼ」山内直実

古典「落窪物語」をベースに、山内直実さんがコミカライズされた作品です。 氷室冴子さんが、同作品を現代語訳されています。 以下ネタバレですので、 これからお読みなられる方はサヨウナラ 皇族の母を持つ、由緒正しき姫君が、実の母を失ったことにより、…

牛田智大 ピアノリサイタル@ザ·シンフォニーホール大阪

牛田智大さんのピアノリサイタルに行ってきました。 彼を知ったのは浜松国際ピアノコンクールのドキュメンタリーでした。 ただ、このドキュメンタリーの主役が 「コンクール」だったのか 「牛田智大さん」だったのか 今でも分かりません 確か一位は、トルコ…

「ダメダンナ図鑑」井上ミノル著

笑える 笑える! 笑える!!! お腹が捩れるくらい笑える! この世の全てのダンナは 「愛すべきダメダンナ」である という言葉に、井上ミノルさんの愛情を感じます 妻から見ると、どんなイケメンもダメダンナ 友人は三高イケメン、一流企業勤務のダンナを「タイプ…

君の抱き心地

海野つなみ氏の「後宮」で 近衛の大臣が、二条に 「抱き心地がよいな」と言うシーンがあります。 私は 「ほう?なかなか男目線なセリフだなあ」ということで印象に残っていました。 女が「抱き心地」って意識するかなあ。。。 と考えていたら、 男の子を育て…

君は 花散里

今から四半世紀前 宇治の『源氏物語ミュージアム』に、ある端末がありまして 質問にこたえていきますと、源氏物語の登場人物の誰に当てはまるか、というゲーム?みたいなのがありました 昨年行った時は無くなってました まだうら若き女子学生だったワタクシ …

男が女装する時「稚児今参物語絵巻」

「有明の別れ」が「とりかえばや物語」の男装の女君のみにフォーカスした話しだとすると 「稚児今参物語絵巻」は、女装の男君が主役。男の子が女装をして、姫君との恋を実らせる、というお話 らしい 「らしい」というのは、この物語が本になってないようなの…

「有明の別れ」南條範夫

原作古典の「有明の別れ」は とりかえばや物語と似たところのある物語ですが、 成立したのはとりかえばや物語より後、ということになっているようです。原作の古典では 男装の女君(「ざ・ちぇんじ!」(氷室冴子著)の綺羅君(女)に当たると思えばいいです…

恋愛初期の行動がワンパターン

今回は管理人のただの雑感です (いや、いつもか) 平安時代の上流貴族のデートはワンパターンである 夕方、もしくは日が暮れてから 男性が女性のところにやってきて 朝帰る (たまに帰らないこともある) ごくごくまれに女性が男性の元に行くこともあります…

「もしも紫式部が大企業のOLだったなら」 井上ミノル

「もしも紫式部が大企業のOLだったなら」 井上ミノル著 図書館で見つけてパラパラめくり ナニコレ 超面白そう! と借りました。 小倉百人一首の詠み人と歌を 現代風に解釈し、紹介している内容です ただし百首全てではなく、30首ほどとその詠み人について、で…

「後宮」3−5巻 海野つなみ

まあ、わかっていましたが 放浪部分は かなーーーり端折られていましたし、 文字が多くなって読み辛いですな。。。 放浪部分はあまり派手な展開もないですし、二条が困窮していく様がかなり辛い部分でもあります。ただ、そこの部分は漫画では描かれていなか…

「後宮 1,2」海野つなみ

「とはずがたり」を元にした 「後宮」1,2巻を読みました。 まず、クチコミに散見される「人物描き分け」問題 原作を読んでから、こちらの漫画を読むと、誰がどこで登場するのか分かっているのと、読み慣れてくると、クチコミほど人物が描き分けられていな…

「とはずがたり」後深草院二条/訳 佐々木和歌子

1258年生である久我雅忠の娘が書いた日記 本名が残っておらず、後深草院に仕えた女房、二条ということで、後深草院二条となっています。 海野つなみ氏が「後宮」というタイトルでコミカライズされています。 そちらはまだ全部読んでいないのですが、ネットの…

都会病

↑塗籠 ずっとどんなのか気になってました 見れて感激@斎宮歴史博物館 映画「千年の謎」で藤壺と光源氏が逢瀬を果たしたのは、あれは塗籠だったんだね 私は比較的都会に住んでいます 東京ではありませんが 石を投げればコンビニに当たり 最寄り駅は徒歩1分 も…

「わりなき恋」 岸恵子

岸恵子さんの「わりなき恋」を読みました この本の存在を知ったのは、「トヨトミの野望」です。 還暦前後の男性と、古希の女性のラブストーリーで 岸恵子の私小説ではないかとの噂がある作品です相手の男性も特定されていて、岸恵子とお付き合いされていたこ…

小説「月の輝く夜に」

同名の映画がありますが ここでは氷室冴子著「月の輝く夜に」について 「ざ・ちぇんじ!」と同じ文庫に収録されていたので、読んでみました。今市子さんのカラー表紙絵がとても美しい装丁の本です平安時代を舞台にしたお話ですが 「ざ・ちぇんじ!」 「なんて…

鷹男_リーダーはツライ

まだ6歳の幼い異母弟を、命だけは救う為にと 出家させねばならずその親王の出家を、極秘で行うよう指示できるほど信頼し、位階も上げた僧侶(唯恵)は 実は存在すら知らなかったほぼ同い年の異母弟で、 その事実を知らないうちに、異母弟に殺されかける年の…

高彬が瑠璃と結婚した理由

今回改めて読み直してみて思うのは なんで高彬は瑠璃とそんなに結婚したいんだろう、ということだったカルガモの子供みたいに 初恋の女のコが結婚相手、という刷り込みでもおこっているのだろうかそれくらいブレない瑠璃がいろんなトラブルを起こしても 「そ…

吉野君の行方

荷葉の女 正確に言うと唯恵(吉野君)と、深夜に石山寺のお堂の裏で 殺人計画の話をしている時、 闇夜にまぎれて「荷葉」の香りが漂ってきたことに気付いて 「あ、荷葉が」 と呟いてしまった為に、唯恵に毒殺されてしまった、なんとも気の毒な登場人物しかも…

涼中将と瑠璃

涼中将の外見を描写する瑠璃の心うち「いい男で、ただ少し肉付きがゆるく、全体に柔和で、微妙に線の崩れた感じがある。もともとそうだったというより、婚家の権力に抑圧されて、その面当てに、浮気をしては妻と諍いを繰り返す生活で、少しずつ、何かが砂の…