帥の宮はプレイボーイか


八重桜。
ジャパネスクのニの姫、「ざ・ちぇんじ!」の宰相の中将は私にとってこういうイメージ


自分で書いてて笑えるのだけれど
なんで私はこんなに、ムキになって
「ざ・ちぇんじ!」の宰相の中将を応援しているのだろう

山内直実さんが「ざ・ちぇんじ!」のキャラクター人気投票をした結果をコミックスにのせてくださっていたけれど

男性キャラ部門では
1位 綺羅姫(男)
2位今上帝
3位宰相の中将

という結果だった。
獲得票までは書かれていなかったので、2位と3位が僅差なのか、はたまた数倍差があったのかまでは分からないけれど、
世間的にはやはり今上帝のほうが人気らしい
ちぇっ


とりかえばや物語」でも
(作者不詳だが女性が書いたのだと私は思う)
宰相の中将が他の姫のところで過ごすことを
綺羅君(女)は憂慮していて
その生活に嫌気が差したような形で
結果として、宰相の中将のもとを離れていく
しかも幼い子供を置いて

さいとうちほ氏の「とりかえ・ばや」でも
綺羅君(女)にあたる沙羅双樹
「友人としては面白いけれど夫としては最低」とまで言われている

複数の女性を同時に愛せる男は
少女小説・漫画では、取り敢えず不人気らしい。
もうこれは少女的恋愛幻想なんだからしょうがない、と諦めよう。。。はぁ


宰相の中将には甘い私も
日本文学が誇るスター級のプレイボーイ
源氏物語光源氏のことはあまり弁護するつもりはない
理由はズバリ
さすがに多すぎるんだよね!
手を出した女の数が!

女三宮を北の方に迎えたあたりから、ちょっと。。。
いくらなんでも紫の上が気の毒過ぎて

まあそれはどうでもいい
光源氏は置いておいて
ジャパネスクのプレイボーイといえば
私は帥の宮を思い浮かべる

鷹男の帝は確かに根っからの女好きっぽいけど
うー。。。
まあ、あれはひとまずほっといて、
ここでは帥の宮について

プレイボーイかどうかは結局言及されず
終盤は、綾子姫への筒井筒の愛と子供への愛情というテーマにかっさらわれた感じだったけれど。

瑠璃は最初の帥の宮との対面で
口止め代わりにキスされたことに怒り心頭

でも瑠璃は唇を引き結んで奥歯を噛みしめて耐えたんだから
キスっていうより
唇を押し付けられただけなんじゃ?
と私は思ってしまうけれど

それより気絶するほどお腹を殴られる方が嫌だよ

キスされて死ぬことはないだろうけど
お腹を殴られたら、下手したら死にそうだもん

と思うのは私の勝手で
やはり瑠璃はお腹を殴られたことより
キス(か?)されたことを根に持っている

そのキスが、高彬のとは比べ物にならないくらいもの慣れた感じ(で屈辱を感じた)
という表現までしている

で、この段階では
「帥の宮は相当な遊び人(プレイボーイ)」
みたいなミスリード(なのか?)が読者に対して行われるようになっている


帥の宮編終盤
帥の宮はプレイボーイどころか超一途な愛を胸に秘めた哀しみの人、みたいな設定に置き換わっていて
おいおい、じゃあ瑠璃が感じたあの手練の様子は、何だったんだよ
ということを思ったのは、私だけですかね?

たぶん帥の宮が綾子姫としか関係を持ってない、ということはないだろう
たとえ一夜の仮初の関係でも、あったに違いない
無いほうが不自然だ
相当モテそうだし

うーん。。。
ただ、そこそこ本気で愛したセカンドみたいな存在いたら、それこそスピンオフ物語ができちゃうので、やはり仮初ってことでお願いします

で、帥の宮は、今上からの急なリクエストで、
今様をさらりと嫌味なく口ずさんで舞える
というし、瑠璃との対決具合からみて
相当頭がいい
切れる
そして実行力もある。
そこが頭脳専門でどこか抜けてしまう守弥とは違う


ただプレイボーイかどうかは。。。
私はちょっと疑問が。。

私の推測では、よしながふみ氏の「西洋骨董洋菓子店」のオーナー(勉強、運動、ゲームの大富まで、なんでもサラッとこなしちゃう)のような人じゃないかと。

オーナーも恋愛には真面目なのに、ちょっとしたことで遊び人と誤解されてしまい
「お前ってそんなものまで、ちょっと勉強したくらいで上手くできるようになるんだな」
っていわれちゃう。。。

だから帥の宮もそんなタイプなんじゃないだろうか


で、なんの話でしたっけ?

帥の宮と違って(←私の推測が正しければ、ですけれど)、宰相の中将は確かにプレイボーイです

でも殿上差し止めを言い渡され
父親になり
再殿上した宰相の中将は
凄く深みの増した男性として描かれていた。
特に山内直実氏の漫画版が素敵↓


再殿上後の外見のほうが私は百倍好みです

結局、そこかい!
というツッコミが聞こえてしまいそうなところで
今宵はここまでに(以下略)

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