「かつてマスコミがこぞって戦争を賛美した時代を笑うことはできない。マスコミはその事実を反省して再出発したはずだった。でもその反省は言葉でいうほど簡単なことじゃなかったと、今痛いほど思う。」
↑本書から抜粋
小学生くらいのとき私は、上記の過ちを繰り返さないことは簡単なこだと思っていました。
不惑の年をすぎると
「組織」というものは
あっという間に人間を、物事の本質から目をそらさせ
非人道的なことも平気でやってのけるようになるのだ
と言うことを学ぶのです
人を誘拐するのも
殺人も
「国家」が行えば
裁かれることのない「プロジェクト」
合法の犯罪
パワーの強い側、
もしくは
戦争の勝利者が
「正しい」
ということになるのです
それでも、組織の中で
「自分だって一人の人間なんだ」
という叫びが凝集しているのがこの一冊です
「稲垣えみ子さんの著作で一冊オススメするとしたら」
この本です
(著作を全部読んだわけではありませんが)
これは絶対に読んだほうがいい
#稲垣えみ子
#アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。