大河ドラマ 光る君へ「岐路」

グッバイ道兼

脚本的に一番オイシイ役だった、よね?

 

最後の最後で「イイヒト」になったところは、どうコメントしていいのかわからない、

というのか、

「ベタ過ぎて引く」と言ったらいいのか

 

私の中でドラマ通しての道兼ベストシーンは(この回ではなく)

為時の家に来て、もてなされている時、まひろが道兼の前で、自らすすんで琵琶をひくのですが

(いつ聞いても同じメロディな気がするのは、私が琵琶という楽器を聞いたことがないからそう思うのか、それともこのドラマでは本当に同じメロディしか演奏していないのか、気になるところだ)

その琵琶に感動した道兼、そしてまひろの母が幼い頃なくなったことを知った道兼は、なぜ亡くなったのか、まひろに問います。

まひろは「(オマエが殺したんだよ、とは流石に言えないので)病で」と応えるのですが、それを聞いた道兼が「それはさぞかし、つらかっただろう。。。」と本心から言うのです(という演技に見えました)

 

私、このシーン好きでして。

まあ視聴者のツッコミとしては

「イヤ!お前が殺したんやー!」

かもしれないですが、私としては

「いるよね。。。こういう奴。。。」と「悪気なくて、こういうことを言ってきたのは、私だってしてきたかもしれない」という想いになったのです。

 

非常におもしろいシーンでしたし、私の道兼ベストシーンとなりました

 

また、道兼が帰ったあと、まひろが為時パパに「もうあの男を恨んだりすることで、感情が振られるのが嫌になったのです」ということを言います。

まひろが過去ではなく、前をむいて生きたいのだ、と決意した瞬間でした。

 

さて、この「岐路」

一条くんと定子ちゃんの、夜のシーンが数回ありましたが、思わず「これ、まとめて撮影したんかなあ」という下衆の勘繰り。

「はーい、次は道兼が死んだ後のカット行きまーす」

「はーい、次は道長が内覧になった後のカットでーす。よーい、スタート」

みたいな。

だって照明も、二人の衣装もほぼ同じに見えたので。ただスマホの小さい画面で見ているので、確信はないです。

 

一条ママの定子への嫉妬が凄まじかったですね。「息子を奪った定子一家許すまじ」みたいな。突然、公卿の信頼をお上は失った、とか言い出したり(今までそんなん言うてなかったやん)、あの手この手口八丁で、定子ちゃんと一条くんを引き裂きたい一条「吉田羊」ママ。

怒涛のセリフで、理論は破綻しているが「嫁(定子)憎い」、というのだけはわかりました。

 

あの長ゼリフ覚えたんですね。すごいよね

もしくは、カンペとかあるんでしょうか

取り直しとか、したくないカットですね

 

ただ。。。うーん。。。

ということは、ですよ

道長像ですよ

どうにもこうにも「とてもいい人。野心も欲もなく、良き政事に邁進するうちに『我が世をば』になった清廉潔白な」道長、というピュアホワイト路線で行くのが見えてきましたね

 

そうすると色々と破綻が生じてくるので(もとい、きたので。すでに破綻している)、一条帝ママや伊周が、果ては倫子まで「悪者」というか、性格破綻者、ダークサイド、みたいになっているようです。

 

ただ、これによって「ダークサイド」側の役者さんは演技力が問われてきていて、演じていらっしゃる俳優さんは、とても面白いのではないでしょうか

 

黒木華さんのあの高笑いは、見ているこちらに背筋が寒くなるような、いい演技ですよね。

 

伊周くんの「皇子〜、皇子〜」はせっかくのイケメン設定台無しの、なかなか味もあるし、クセもあって笑えました(褒めてますよ!)

まあ、「素腹の中宮(后)」というのは、本当は定子じゃなくて、藤原公任くんのお姉様(円融天皇中宮)に対して発せられた言葉ですけどね。。。

 

妹、定子から

「関白になりたかったら、もっと努力なさいませ!兄上には人望がございませんのよ!」

とブチ切れられた兄、伊周。

早速、公卿を集めて宴会開いて、お酌までしていたのが可愛かったです

(史実かどうかは知りませんが)

 

そんな中で、清少納言(桔梗ちゃん)

道長を好意的に捉えていた事で有名ですが、ドラマでは、そういう感じは一切なく、道長に辛い評価を下す(辛い?出世欲ない、というのは褒めてるの、ケナしてるの?どっち?一条帝ママは褒め言葉として使ってたけど)、という「桔梗ちゃん」設定でしたね。

しかも上司(中宮定子)が、情緒不安になってそうな時期に職場放棄。。。

文献にみえる定子想いの清少納言ではなく、ただのワガママ勝手な自己中オンナになってないですか?

大丈夫かな

 

 

それよりも、

どうにもこうにも

道長が「イイヒト」路線で行くので、キャラとしての魅力が70%オフくらいになっているのが悲しいですね。

イイヒトはどうでもいい人、とも言いますが、演じている柄本さん、特にこの回はいつ見ても、ほぼ同じ表情だし。

 

そういえば

イントロで、未来のまひろの夫、宣考くんが長期出張から帰ってきました。

まひろに「唐渡の紅」というお土産まで持ってきて。

わかってるね〜

女子は、海外ブランド大好きだもんね

 

このイントロシーンの宣孝のセリフが勝手に脳内変換されるのは私だけですか?

(セリフはうろ覚えですので、イチイチあってないですよ)

 

「唐(宗、って言ってたかも。。。要は中国の、ということ)の紅だ。まひろに買ってきた。塗ってみられよ」

「シャネルの最新色の口紅だよ。君に似合うと思うよ、ハニー」

 

「打てば響くように話ができるようになったなあ(まひろが、宗のお酒を飲んだ感想を言ったのを聞いて)」

「いいオンナになったね、ベイベー。君と話しするのすごく楽しいよ」

 

宣孝とまひろの結婚は、もうすぐかな(笑)

少なくとも、すでに宣孝くんはまひろを「大人の女性」として見ているし、そう扱ってくれていますよね。うんうん

宣孝くんには、すでに二人の奥さまがいらっしゃることは、ドラマの中で触れられているんでしょうか?

 

この回の最後、二人の密会場所で道長と再会したまひろは、道長を完全スルー(したような終わり方だった。次回、どうなってるか知りませんが)。

これは、宣考との結婚匂わせ、ってやつなのでしょうか

まあ、匂わせも何も、結婚するのは事実ですが。。

 

触れられたかどうか、といえば。。。

ドラマ後に、ゆかりの地紹介の映像が流れますが、「道兼は粟田殿と呼ばれ、粟田の別荘に歌人を集めて、歌会などを行った文化人だった」みたいなナレーションが入ってましたけど、そんな一面には全く触れられず、あの世に行ってしまったドラマの道兼(笑)

「ちょ、待てよ! そこ、大事っしょ!すっ飛ばしたの、誰だよ!黒歴史ばっかフューチャーしやがって!」という声が、天から聞こえてきそうですよね。あはは

 

で、話を戻すと

このドラマのイントロ部分は、いつも、けっこう面白いですよね

ということを言いたかったんです

 

ただし、道長が出てきさえしなければ。。。

 

〈誰も共感しない管理人の萌ポイント〉

清涼殿(高御座みたいなのがあったので

正しくは清涼殿ではない?)で、お休みモードの一条くんのところに、一条帝ママが怒髪天で乗り込んでくるシーン。そこに、束帯姿の男子がいまして。色々雑用したり、取り次ぎしたりしている彼の格好は束帯なんですけれど、色が緑だったんです。オレンジ(朱色?)と黒色しか知らなかったので、緑の束帯もあるんだ!と、初めて知りました。

こういう小技というか、画面の目立たないところのほうが、初めて知る「発見」があって、映像って面白いなあ、と思いました。

あと、(まだあるんかい!)、紫宸殿らしき建物が映っていたのですが、この紫宸殿が、よ!

今まで、映像化された平安時代モノでは、現在の京都御所の紫宸殿が使われてたんですが(例: 映画「陰陽師」、また漫画「陰陽師」も)

今回の映像はコレ、違うんですよ(たぶん。。。)!

いや、なんていうか、NHKの底力と気概を感じましたね!

今の京都御所は、江戸時代後期(というかほぼ終盤)の建築なので、あの紫宸殿、というか、あの御所全体は平安時代とは似ても似つかぬ建築なのだそうです。

まあ、場所も違いますしね。

土御門あたりになっているんじゃなかったかな。。。?

平安京はいらなかった」という本を見ればわかるのですが、今手元にないので。

もし私の推測があたってたら、NHKマジリスペクト、という感じです。

 

#光る君へ