まひろの結婚で上半期がおわりました。
下半期は彰子の入内から始まるようで、いよいよ「紫式部」誕生ですね。
起承転結で言えば、そろそろ転ですよね
大石静さんが、まひろは越前で道長の政治家としての大変さを学ぶ、みたいなことをインタビューで話されている記事を読んだんですけど、
越前の回を見終わって、私の感想は
道長、使えねぇ。。。いるよねえ、ああいう、ダメ上司。。。マジむかつく。見切りつけるね、あんなヤツ
宣孝、格好良い。
いいよねえ、清も濁も飲み込んで生きる男。お前のすべてを受け止める、なんて最高の口説き文句。これで落ちない女はいないって。普通はこのセリフで、過去の男は忘れるな、うん
(佐々木蔵之介さんの演技もよかった!
今までの、親戚の、気が良くて、羽振りのいいおじさん、から、まひろを恋愛相手としてロックオンしてからのアプローチが「やり手」って感じでめちゃ面白い。神妙な顔して、いつも困ってるだけで、さして大したことしない道長(このドラマの道長ね)より断然面白い)
周明、アイツ何やったん?
という感じなんですけど。
一条くんが政務を放棄してるように書かれているのが不憫でなりません。
彰子が入内するまで、除目書きを真面目にやらず、一条帝から怒られまくっていたのは道長ではないのか(Wiki情報)
「定子とは、ラブラブだけど、オレ、ちゃんと仕事してたし!」
という、一条くんの叫びが聞こえてくるのは気の所為ですか?
一条くん、まだ高校生なのにねぇ。。。
で、約半分が終わって
私が密かに、至極勝手にこのドラマに期待してたことがあったのですが、その一つが
さりげないシーンに源氏物語を彷彿とされる場面が差し込まれていること
なんですが
スマホで見ているせいなのか
ちょっとそこまで分からなかった。
まひろが越前の往復で、舟に乗って琵琶湖を渡るシーンでは、明石や住吉をほのめかされたりしないんかなあ、って思ったけど、全くそれを感じなかった(私だけ?)。
舟が思ったより小さくて、琵琶湖で転覆したらどうすんだろ、どれくらいで向こう岸に着くんだろ、とかそういうのが気になった。
土佐日記では、やたら天候と波を気にして舟が出ないのだけれど、そりゃあんな小さな舟だったら、天候よし、波よし、じゃないと出航するの厳しいよなあ。。。、
ということはわかりました。
清少納言が中宮定子のために枕草子を書くシーンは、すごく美しかったです。あそこは、清少納言(実在の。ドラマではなく)へのリスペクトを感じたシーンでした。季節が一気に飛んだりしたけど、あれは枕草子の中のイメージであって、ドラマの時間の流れとは別でしたよね。
一瞬、春から秋に画面が変わって、え、もうそんなに時間経ったの?定子の子供、生まれた?って錯覚したけど、ドラマでは時間が流れてなかった。
あのシーンは今後もどこかで(このドラマが終了したあとも)使われていくのではないでしょうか。
道長とまひろの恋愛関係は、結局のところ、史実ではないそのストーリーを入れることで、ドラマとして盛り上がったのか、ということに尽きるのかと思うのですが、私はこれが逆効果になっているとしか思えない。今のところ。
道長のぶっ飛びエピソード、もとい、史実に見られるやんちゃ道長を、優等生道長に歪曲した結果、非常にツマラナイ男が出来上がったなあ。。。、という印象
いつも眉間にしわ寄せて、それでいて「だってお上が。お上が」みたいなことしか言わない、ような気がするのは私の気の所為ですか?
なんなんだ、いけにえの姫って。そんな入内、あるの、か?
まひろとの恋愛シーンなんかどうでもいいから、もっと史実にあることを丁寧に描いてほしかったなあ。
花山院出家事件、奉射事件。。。色々。。。
宣孝と結婚して、道長が過去の男になったかと思いきや、そうじゃないらしい
そんな関係を維持したまま、彰子のもとに出仕するのでしょうか。。。
というか、まひろちゃんは結構なリア充ですよね。モテてる。。。
吉高由里子さんは笑っている顔がすごく魅力的な女優さんだと思うのですが、道長といるとき、あんまり笑わないんですよ。なんか、いつも神妙な顔してて。いい恋愛してる顔じゃない。表情の幅が狭いというか。
一方、宣孝といるときは、笑ったり、ふくれたり、怒ったり、美味しい美味しいと食べ物を頬張ったり、美しい土産物をもらって、キャッキャしたり、すっごく表情の幅が広くて。結婚するなら、宣孝みたいに自然体でいられる人のほうが幸せだよなあ、って思って見てて。
まあ、もうすぐ宣孝さんは鬼籍に入られるみたいですが。
佐々木蔵之介さんが見られなくなると思うと悲しいです。
追記
このドラマでは、影の権力者は安倍晴明ですよね(笑)
みんな、清明の言いなり。みんな、もっと自分で考え給えよ