「裸の大地 第二部 犬橇事始」角幡唯介

 

ウヤミリックが死んじゃった。。。!

 

いや、いつか死にますよ。。。

でも、主人である角幡唯介さんの腕の中で死ぬならともかく。。。

 

という、衝撃のラストで終わった「犬橇事始」

 

「裸の大地 第一部 狩りと漂泊」も読んだのですが、こちらの犬橇事始のほうが断然読みやすい

 

理由は簡単で、見たことも行ったこともない極地の風景より

犬たちのボス争いや、個性について書かれている「犬ドラマ」の方が、私の興味をひくからです

 

とはいえ、第一部からただ一人

じゃない

ただ一匹、ずーっと角幡さんの相棒だったウヤミリック

 

まだまだ一緒に旅するはずだったのに

先導犬として、まさにこれからだったのに

 

いつかウヤミリックが死んだら、毛皮にして、ずっと一緒に旅したかった、という角幡さん

事情から、それもできなくなってしまった角幡さんは、どうやって悲しみを乗り越えたんだろうか

 

犬橇チームの紅一点、カコットが産んだ仔犬が、もしかしたらウヤミリックの子供かもしれない

(断定はできないようですが。。。カコットちゃんは、複数の雄犬と交配させられて(?)いるので。逆ハーレムですな。全く羨ましくはない(笑))

 

 

でも

ウヤミリックの子供だといいのになあ

 

私は犬の多頭飼いはしたことがないので

犬の個性というものを、あまり認識したことはないのですが

角幡さんの犬橇チームは10匹前後で推移しているので

それぞれの犬の性格が比較されてしまいます。

 

仲のいい犬、悪い犬、無関心な犬

覇権争い

集団リンチ

犬が犬にみせる思いやり

犬から犬への指導

 

そして

「あいつら、いつかぶっ殺してやる!」

という角幡さんのブチギレっぷり(笑)

 

ネット記事「惑星巡礼」によると

今現在も犬橇をされているようです

 

#角幡唯介