「女を書けない文豪(オトコ)たち」イザベラ·ディオニシオ

敬愛するイザベラちゃんの第二作品目

 

平安古典に関するエッセイで作家デビューしたイザベラちゃんですが

実は専門(専攻かな?)は日本近代文学だそうです

 

えっ

なのに日本古語が読めるって

イザベラちゃん

どんだけ〜

 

なんか、日本人としての、

自分のスペックの低さに愕然とするわ。。。

 

だからといって、今から

「あり おり はべり いまそかり」

を、やり直す気持ちなど1ミリもございませんが。。。

 

小説とか、ほとんど読まないので

ここに紹介されている本も

ほとんど読んだことがないし

「面白そう!読んでみたい!」と思った作品もないのですが(←ないんかい! )

そんな私でも、読んだことがある数少ない作品

「わたしが・棄てた・女」

著作 遠藤周作

 

イザベラちゃん曰く

『まったくもって納得のいかないストーリー』

 

よくぞ、言ってくれた!

もう、ホントその通りよ!

 

何が聖女じゃ〜!

ふざけんな〜

 

私、この作品を読んだの高校生だったんです

で、たまたま高校の世界史の先生がこの「わたしが・棄てた・女」のヒロインを

絶賛したんですよね

「素晴らしい女性だ」

 

 

そこで、私は

「はあ?はあ? 男ってホント、馬鹿なの!?」

としか思わなかったですよね

 

そんなムカつく作品をなぜ読んだのか

 

それはこの作品を、

当時私が惚れ込んでいた音楽座が、ミュージカルにしたからです

 

先にミュージカルを見て、

まあストーリーとしては納得行かなかったんですけど、

原作読んでみようと

 

やっぱり全くもって納得いかなかった(笑)

 

ミュージカルの作品としての出来は悪くはなかったんですよ

むしろ、よくこんな難しいのを、うまいこと舞台作品にしたなあ、っていう感じで

舞台としては、ホント良かったんです

 

ストーリーがさあ、なんなんよ

ていうだけで

(だけ?)

 

で、イザベラちゃんの解説も読んで

やっぱ納得いかんわ

っていう感想よ、やっぱり

 

え、何が納得いかないのかって?

何もかも!

ですよ

 

美貌と財力を盾に、男たちへの復讐に生涯を費やし、初恋の人に対して純潔(なんじゃそれ)を通した

真珠夫人』も

(読んでないです。

イザベラちゃんの解説とWikipediaの情報のみ)

性欲のはけ口にだけ利用され「棄てられた」『わたしが・棄てた・女』のヒロインも

今際の際に、男の名前を呼んであの世へ行く

 

んなわけないだろ

そんな女いるか

近代文学、わからんわ。。。

 

ああ、だから

「女が書けない」ってことでしょうか

 

#イザベラ・ディオニシオ