2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鬨の声を聞きながら、邯鄲の夢に酔う

アニメ「雲のように風のように」で、以下のシーンがある。素乾城に反乱軍が侵入してきた後 双槐樹は義母のところに行き、御簾越しに話しかける「逃げることをおすすめ申したのに、 まだいらっしゃったのですか 聞こえるでしょう 反乱軍のあのトキの声が…」こ…

漆黒のファッション

木ではなく、人のほうの 双槐樹の服装について、原作では以下のように書かれている。髪に被せるショール(髪巾)、厚手の生地であつらえたワンピース(女装のためかと思ってたら、皇帝としても着ていた)、ブーツ(たぶんニーハイ)まで、すべてを黒で統一し…

双槐樹

双槐樹は学名をコリューンといい、10年に一度、漆黒の花を咲かせる木だという。神仙のみがその姿をみることができるというから、想像上の…、いや…、作者のデッチアゲである。姉の玉遥樹も同じような理由での命名かもしれないが、そこには全く触れられていな…

少女の成長

オードリーヘプバーンの言葉だったと記憶している。「賞を受賞したからといって、私は何も変わらない。 誕生日がきても、何も変わらないのと同じ」鳥海監督によると このアニメ「雲のようにに風のように」は、田舎の幼い少女が、後宮という封建社会に身をお…