「微生物ハンター、深海を行く」高井研

タイトルだけみると、

素人微生物マニア(自分で書いていてなんなんですが、いるのか、そんな人)が書いた本かと思うのですが

(え、そんなこと思うのは私だけですって?)

高井研さんはプロの研究者です

(なに、この表現)

 

国立研究開発法人 海洋研究開発機構に所属

この法人は文部科学省所管だそうです

ということは税金を使って研究していると、ふむふむ

(なんか、品のない言い方ですみません)

 

略称はJAMSTEC(ジャムステック)、高井さんもこの名称を本で使われています

 

フル表記は以下の通り

Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology

 

海洋が、Marine-Earthになるところが面白いですよね

 

って、全く本の内容に触れてない(笑)

 

高井さんは、私より10歳近く上で、時折挟まれる昭和ネタはワタシも「なんとなく」わかるのですが

(時折?けっこうウザめな頻度で入ってる)

 

なんと、この本の想定ターゲット読者はティーンエイジャーだそうです

 

わからなさすぎて本を読むのを止めるか

昭和オタクが食いつくか

 

気になるところです

 

 

高井さんの研究対象は

「生命の起源」

 

つまり

我々はどこから来たのか

 

という壮大な謎解きであります

 

知ったからって、

お腹が膨れるわけでも

チャリーンとお金が降ってくるわけでもありませんが

「知りたい。ただそれだけで研究したら駄目なんですか」

という、非常にピュアな探究心

 

文章自体は、

チャラめというか、

能ある鷹は爪を隠す、であえてなのか

本性がチャラいのか

まあ

笑いながら読み進められるんですが

研究されている内容は「マジ」です

 

頭の良い方って、難しいことを事もなげにサラッと書かかれたり、話されたりするのですが、

つまりそういう本です

 

「きゃーわうぃねー♡」なんてしゃべり方に騙されてはいけません

 

高度な研究内容を、真面目な面で話すのは凡人です、いやただの秀才です

(ただの?!)

 

イケメン面して、チャラい言葉を吐きながら、目は笑ってない

 

こんなヤツが一番ヤバいんですよ

 

文科省が年間予算350億を投じて何を研究させているか

あなたは読むべきだ

(スーパーウルトラ上から目線で失礼します)

 

#高井研