バンビを見に奈良公園

鹿の出産は5月からだそうで

子鹿を見に奈良公園に行ってきました。

背中の白い斑点は子鹿特有かと思っていたら、夏毛は大人子供関係なく点々でした。

 

鹿せんべいをあげたり、鹿苑に行って母子鹿を見たりして、可愛らしいバンビちゃんを堪能したのですが

めっちゃ暑かったので11時すぎにはランチのお店に飛び込みました。

冷房きいてて、天国でしたわ

 

娘が素麺とか柿の葉寿司が好きなので、そういうお店に。

 

娘は食欲にムラがあるのでお子様セット(ジュース、そうめん、巻きずし)と私用に鮭の笹ずし3個を頼みました。

この日は娘はお腹が空いていたようで、一人でペロリと食べていました。

 

で、本題よ

(バンビが本題では?)

テーブルが固定で、左隣がすぐ横で、男の子二人がお座りになりましてね。

私の斜め前に座った男の子が、なんというか中性的な外見で。話し方も少しやわらかな独特のある雰囲気で。

対するもう一人は眼鏡をかけて中肉中背といった、ごくごくフツーの男の子で。

最初はビールで「お疲れー」と一杯飲んでました。

私は飲まない、というか飲めない体質なのでわからないけど、こんな暑い日に、冷えたビールは美味しいんだろうなあ、と思っていたら、右隣の観光客チーム(4名)も全員ビール頼んではりました。

 

で、左隣の男の子二人。

中性男子くんは爪にマニキュアというか、ジェルネイルしてて、ネックレスもしてて、ファッションもちょっと個性的で、色白でスラッとしてて、海老が食べられないそうで。

お二人とも、素麺と柿の葉寿司のセットを頼んでおられたのですが、素麺に海老が載っていて。柿の葉寿司5個のうち、どれかが海老らしい。

素麺の海老はすぐ中肉中背君のお皿にパスされており、中性くんは、柿の葉寿司を一つずつ開けて確認しておられましてね。

で、それをずっと実況中継するのよ、中性くんが。かなりおしゃべりタイプ。

話す割合は95%中性くんで、中背中肉くんは、ほぼ聞き役みたいな。

「あ、これは金目鯛だ。あったかい柿の葉寿司初めて食べた。美味しい。素麺ってやっぱり、三輪素麺なんかな(素麺すする)。うーん、揖保乃糸のほうがいいなあ」

ここでようやく中肉中背くん

「何が違うん?」

「細さ。硬めに茹でたほうが美味しいよね。自分で作る時は硬めに茹でるよ」

「素麺を硬めに茹でるの難しくない?」

 

隣できいてて、微笑ましいっていうか。。。

素麺汁の色が薄いね、奈良だもんね、とかいうちょっとよくわからない会話も面白い。色は薄いけど出汁がきいてて美味しかったようです。

 

「(柿の葉寿司を開けて)あ、海老だ。はい(中肉中背くんにパス)」

で、この後、中肉中背くんが、どれか一つを中性くんに渡すか、二人で議論が始まりまして

中性くんはサーモンがそんなに好きじゃないので、サーモンはいらないらしい。で、「穴子かサバしかないやん」と中肉中背くんは突っ込み。

中性くん曰く

「鯖は食べたほうがいいよ(中性くんはどうやら鯖が好きなようです)」

「えっ、じゃあ穴子しか残らんやん?」

中肉中背くんは穴子を差し出すのは嫌なようです。

 

もうね、オバサンは微笑ましくってね!

 

この二人、友達だと思うんですけど。。。

いや実は恋人なのかな。

うーん、そういう雰囲気ではなかったけどな。。。

私の読みでは友人だと思うのですが、このくだらない男の子二人のおしゃべりにバンビよりも癒やされた、奈良の一日でした。

 

娘がかき氷食べたいというので、いちごの氷を食べて家に帰りました。

帰りの電車は、鹿のラッピング電車で、シートが鹿の子模様、つり革が鹿デザインという鹿列車でした。