中谷美紀を「読む」2

 

 

中谷美紀さんが20代から30代の頃に書かれたエッセイを読みました。

ロングヘアーの中谷美紀さんが、新鮮な感じがしますね。最近は肩にかかるくらいの髪型(昔風に言うなら、前髪のない禿か?)を維持してらっしゃるので。

 

私としては、最近のエッセイよりもこちらの方がとても読みやすかったです。

言葉ですべてを説明しようとされていない、自分の思ったことを素直に(か、どうかは本人にしかわからないが)吐き出されている様子が、砂に水が吸い込まれるように文章が頭に入ってきて、心地よかったです。

 

インド旅行記では、日程が進むに連れて、絶対に日本にいたら書かれないであろう

「って言ってるだろうが!」

「インド人はわからん」

「なら、結婚相手紹介しろよぉ~!」

(占い師に30〜35歳で結婚するかもしれない、と言われて)

(↑わかるわぁ。独身女子が一番思うセリフよ。シミジミ。。。)

と、本音トーク炸裂なのが私のツボでした。

 

中谷美紀さんのエッセイで、こんなに笑えると思わなかった。。。

 

今のところ、中谷美紀さんのエッセイでオススメ№1は、インド旅行記です

 

終盤で何度も

「日本に帰りたい」

とおっしゃられているのですが、

4回渡印されて都度エッセイを書かれているところを見ると

インドに「ハマら」れたらしい

 

続き、気になるわ〜!

 

ただ、「女心と秋の空」では、この何度かのプライベートのインド旅行の後に、仕事でもインドに行かれていて

その時には、インドに何も驚かなくなってしまった自分は、この国と別れる時が来たのかもしれない、ということを書かれていて、そうおっしゃられる中谷美紀さんの未練なさげな様子に

「姉さん! かっこいいです!」

と思っている自分がいました。

 

仕事に行き詰まった時、

もうこの仕事に未練なんかない、と思うほど疲れ切った時

 

女優 中谷美紀はインドに

漫画家 高橋由佳利はトルコに

 

私もそれぐらい何かをやりきったと思えるぐらいの人生を送ってみたい

 

ただ私はインドにもトルコにも

興味はありませんが。。。

どこに行くかなあ。。。

 

#中谷美紀