「アメリカの常識 日本の常識」松岡陽子マックレイン

1989年に出版された本で、この本が出たとき、著者は30年アメリカに住んでらっしゃったそうなので、ここに書かれているアメリカは1960〜1980年代ということになるかと思います。

 

「常識とは偏見のコレクションである」

というのはアインシュタインの言葉だったでしょうか

 

今も半世紀以上前も変わらないなあ、と思う箇所もあれば

なるほど、そういうことがあったのか

という箇所も色々あってなかなか面白く読みました。

 

アメリカの妻は精神的に夫に依存している

日本の妻は経済的に夫に依存している」

 

著者の夫はアメリカ人で、生活もアメリカだそうですが

アメリカで生活していると、夫が不在時、心もとなくなるそうです。

一方、日本に帰国して、夫と離れていても、何も思わないそうです。

 

その理由を色々と考察されていましたので、ご興味あればお読みになられてください。

 

私が面白いな、と思ったのは

日本の妻は

「精神的に夫に依存していない」

ということです。

 

24時間猛烈サラリーマンが「普通」あった時代

ワンオペ育児が「普通」だったわけで

「旦那元気で留守がいい」

だったわけで

 

そりゃ、精神的に独立するよね

もう生活費稼いでくれたらそれでいいの、っていう

 

わかる、わかる

 

この本が書かれてから半世紀以上経って

日本の女性も比較的、経済的に自立できる人も増えてきました

 

精神的にも

経済的にも

自立した女性にとって必要な「夫」ってなんなんでしょうか

 

誰かが

「子供は生きがい、仕事はやりがい、夫は『?』」

と言っていましたが。。。