小萩

瑠璃姫付き女房の小萩は人好きするタイプで
瑠璃とだけじゃなく、
瑠璃の父母、融のほうとも
うまくやっている邸づとめの女房としては非常に珍しいタイプ
と書いてある

家人への気遣いもかなりできるみたいだし、
先輩女房として、生意気な後輩(早苗)をかばったりすることもある。

仕事の出来ない人間を瑠璃が信頼することはないと思うので
そこのところもバッチリなんだと思われる


会社づとめをしていて思うのは
なんで結婚相手がいないんだろう、と思わずにいられない(余計なお世話。。。)
魅力的な女性がけっこういる、ということである

言いたいのは
素敵な女性が結婚していない例は珍しくない
ということで
「結婚できないのは、人格的に問題があるからだ」という理論には賛成しかねる、ということである

ジャパネスクだって、才媛で心優しい兵部卿宮二の姫は、いったいどうなったんだろうか。。。。
彼女こそ唯恵(吉野君)との思い出を胸に、本当に出家してそう。。。

山内直実さんが「ジャパネスク便り」で
小萩に恋人がいないのは、瑠璃に振り回されて
(会社づとめに例えるなら、突発的残業が多いから、という感じ)恋人をつくる時間がないんじゃないか
というショート漫画を描いてらしたけど
それだけじゃ無いように思う

小萩に釣り合う男性がなかなかいないんじゃないか、と

他人の目から見て欠点だらけに見えても
結婚してる人はたくさんいる
というか、瑠璃がその代表格みたいなものだ
(自分のことは棚に上げて言ってます)

こればっかりはやっぱり「ご縁」というか
「タイミング」だよなあ、としみじみ思う

樹木希林の娘が19歳でプロポーズされた時
「結婚てのは縁だから。勉強はいつでもできる」と、賛成したのも
さすが並ならぬ人生の経験者だなあ、と感心した

だから既婚者は未婚者より云々カンヌン、なんて考えは
サッサと過去の闇に消えてほしいのである


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